妻が働くのを嫌がる夫はモラハラになるのか?

モラハラを受けている場合に離婚できるかという相談は非常に多く、モラハラで離婚できるのか、そもそも自分が受けているのはモラハラなのかという悩みを抱えているのが特徴です。

モラハラの一つとしてよくあるケースの一つとして、「妻に仕事をするな」ということがあります。仕事をするなという発言がモラハラに当たるのかについてもう少し詳しく見ていきましょう。

1 モラハラ夫の特徴

モラハラ夫の特徴として、相手を否定し、常に自分が優位に立とうとする傾向があります。

相手を否定し、精神的に追い詰め、にもかかわらず自分が加害者であるという認識は一切ありません。

ですので、モラハラを受けた妻も自分がモラハラを受けているのか分からず、ずっと我慢しているということがあります。

2 仕事をするなということはモラハラに当たるのか?

私がこれまで聞いてきた相談を見ると、そのほとんどがモラハラと言うべき事案でした。

というのは、夫がそのように発言している理由が、何か特別な事情に基づくのではなく、表面上はそれらしい理由をつけながら、実は全く理由になっていないことが多いのです。

そもそも、人がどのような仕事をするかは自由です。職業選択の自由という言葉を聞いたことがあるでしょうか。仕事をするのは単にお金を稼ぐと言うことだけでありません。人が社会でどのように生きていくかという意味で非常に重要なものです。だからこそ、働くということは権利であり、本来制約されるものではないのです。

では、どうしてモラハラ夫は妻に働くなというのでしょうか?

多くは、自分が優位にたつためというケースです。自分が稼いでいる、自分が稼がないと家が経済的に苦しくなる状況を維持したいということです。

そして、そういうモラハラ夫は、婦関係が悪くなると、生活費を家に入れないという行動に出ることが見受けられます。生活費を入れなくなるのはかなり夫婦関係が悪くなったケースですが、相手に優位に立ち、精神的にプレッシャーをかけようとする心理は夫婦関係が悪くなったときに極端な行動に出るのでしょう。

3 まずは相談すべき

仕事ができる状態なのに仕事をするなと夫が言う、仕事をしたいというと嫌な顔をするというケースは、意識しないうちにモラハラを受けている恐れがあります。

仮に今の時点ではひょっとしてモラハラではないかと疑っている程度でもご相談ください。これまでのケースをもとに具体的に相談に乗ることができ、今後の行動の指針になります。

当事務所は多くのモラハラ案件を扱い、豊富な経験に基づくアドバイスをすることができます。まずはご相談ください。

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